ロシヤのリゾート地、ソチでの冬のオリンピックが終わりました。日本選手団はメダルが8個と大健闘。金メダルはフィギャースケートの羽入の一個で、高梨沙羅や浅田真央が加われば最高だったでしょう。個人的にはジャンプの葛西が41歳で個人の銀、ノルデイック複合の渡部暁斗も素晴らしかったと思います。また、ボード大回転での竹内智香は知る人ぞ知る選手でしたが、銀メダルは意外性もあって大変受けていました。また、若い世代が出てきていることも今後に繋がるものではなかったでしょうか。
各選手が人生のすべてをかけるくらい頑張ってきたオリンピックの場ですが、世界の壁には打ち勝つことが出来なかったり、不本意な結果になった選手も多い中、各選手が精一杯戦う姿は感動的でした。オリンピック自体は国対抗ではないとは言え、団体戦はまさに国対国の勝負であり、個人も国の代表ということもあり、スポーツの祭典とはいえ愛国心が急に日本中に広がり、日の丸が振られ、自分の国や地元を見直す機会になったのではと思います。とはいえ、外にばかり目が奪われていては国内の大事なことが知らないうちに決まって行く、という事もあり、これからの経済がどうなるか、行き詰った国際関係しかり、さらに安倍政権の方向性、などにも注意が必要であると思います。
先般の大寒波の影響で、いまだに大雪による被害も続いていて、生活や交通での復旧が待たれる地区も多く、冬の自然災害への対応の弱さも露呈しているようです。医療事情ということでは大雪の時こそ救助ヘリの活動が大事でしょうが、どういう活動があったのか、知りたいところです。地域医療を担っている医師や医療スタッフもきっと大変な苦労をしながら、孤立知多地区の方々の命を守っておられたことと思います。
先週、熊本で心臓血管外科学会があり出かけてきました。私は、新たに始まる専門医制度についての特別企画の演者でしたが、心臓血管外科専門医の育成の仕組みが変わろうとしているなかで、多数の方が真剣に聞きに来られていました。新専門医制度については3月から新たな第三者機関である新機構が発足し、準備が始まるのですが、その機構の執行部である社員の構成や、学会の関与について、最後の詰めの議論が学会関係者と現在の専門医機構との間で進んでいます。又、報告したいと思います。
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