平昌オリンピックが始まってもう1週間になる。今回は時差がないので深夜の観戦ではなく寝不足にはならないので楽しめる。今回は結構メダル獲得が期待されていて、実際これまで6つと好調であるが、金は残念ながらまだである。期待は高かった種目もやはり金はそう簡単には取らせてくれないのがオリンピックか。でも、スケートで2つ、ノルディックで1つ、フィギュア-スケートで1つと金が期待されるし、メダルも増えるのでは。日本も大寒波で北陸東北は大雪と厳しい冬で、韓国は気温が低いという好条件ではあるが、風には悩まされている。数年前に12月のシーズン始めに韓国に足慣らしに行った時も、寒さとアイスバーンで苦労したことを思い出す。冬期オリンピックは札幌も長野も見にいけなかったこともあり、2006年のトリノは行かせてもらった。開会式で今は亡き世界的テノール歌手のルチアーノ・パヴァロッティがプッチーニの「誰も寝てはならぬ」を歌って盛り上がっていた(後でこれは口パクだったらしい)。荒川静香がフィギャースケートで金メダルを取ったときの伴走曲だったと思う。滑降と回転を間近でみて異次元の世界に驚かされた。
私は全関西学生スキー連盟の会長を仰せつかっているが、スキー人口の減少と共に競技スキーに入ってくる学生も減っていて、特に雪国から遠い関西(西日本)で参加校と登録選手の確保に苦労している。でも、ここ数年は参加者の微増もあり、これを平昌オリンピックの後押しでもって勢いを付けたいと思っている。3月初めの日本学生選手権(インカレ)に続いて全関西スキー選手権大会も共に野沢温泉で開催予定である。オリンピックとは比べものにはならないが、学生諸君の個人の戦いと共に学校対抗戦にも熱が入る。今年は雪の心配はなさそうで、順調な大会運営が出来そうである。
さて、下世話の話しではあるが、私の拘っている日本の応援での日の丸への寄せ書きである(以前にも書いている)。今回も相変わらず寄せ書きで埋まった日の丸が相変わらず目につく。国旗は国旗で応援旗ではなく、寄せ書きは美的感覚もないし、そもそも寄せ書き応援から脱し得ていない我が国のスポーツ文化に違和感を持つ一人でもある。太平洋戦争中の話しを持ち出すまでもないが、国際的感覚からも違和感があるのは私だけではない。スポーツ庁の鈴木長官には何か言って欲しいし、東京オリンピックではきれいな日の丸だけになれば嬉しい。
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