しばらくご無沙汰でした。ピョンチャンボケではないのですが、私が役員をしている全関西学生スキー連盟の今年の選手権大会が野沢温泉スキー場であり、それに出かけていたりして投稿が止まっていました。再来年には第90回を迎える歴史がある大会でありますが、関西勢での競技スキーへの関心が弱くなっている中、何とか参加選手を確保し参加校も男女合わせて70ほどになり盛会でした。阪大はノルディック(クロスカントリーとジャンプ)が頑張って、というか国立大学で得点を得る(上位15位までポイントがある)のはここしか無いというのが実情ですが、無事一部残留でした。写真見てください。一方で、関西の私学の雄であった大学が二部に落ちるという信じられないことも起こってきていて、一部10校中4つが国立大という事態です。連盟会長としては喜んでいいのか複雑な所です。
さて、明日から日本循環器学会が大阪で始まります。会長は阪大心臓外科の澤教授で、久しぶりの外科医の会長で、しかも大阪なので盛り上がっているようです。私も会長の同門ということで、海外からの招請講演の座長が3つもあり、おまけに成人先天性心疾患の外科セッションでの特別発言と、久しぶりに充実した学会参加になります。全部英語のセッションなので、錆びついた英語でどうなることかと心配半分、楽しみ半分です。
ということで、学会での私の関心事は、やはり心臓移植と成人先天性心疾患、という最近の定番的な所になるようです。心臓移植は法律制定20周年記念の鼎談では、外科は川島先生、小柳先生と大御所がお出ましで、私は成人先天性心疾患のセッションでの話になっています。このセッションでは、昨年に頑張って投稿した成人先天性心疾患の移植症例報告と総説の内容がらみのもので、7分ですがわが国で今後度したらいいかを訴えるものです。ドナー不足解消しか成人先天性心疾患患者への心臓移植は現実的ではないのですが、それでは待機患者さんに申し訳ないので、今の臓器配分システム(優先順位)を科学的観点からの分析評価をして、不公平の所があれば直していくべし、というメッセージを出すつもりです。循環器学会で訴えることに意義があると思うからです。
もう一つは専門医制度で、循環器学会が関連する制度、特に外科系との連携についての委員会が開かれるようで、成人先天性心疾患専門医についてもアッピールする良い機会になりそうです。専門医機構が基本領域だけで紋々としている中で、サブの上の3階建て構想について進めるにはそれなりの準備と説得力が要るわけです。その意味から、基盤の2階の主たる分野である循環器専門医制度のお墨付きが大事で、学会中に関連学会のお偉方に説明する機会があり、学会理事長が出られる予定です。
といったことで、明日からの学会を楽しみたいと思っています。澤会長はiPSや再生医療はもとより、大阪(浪速?)のおもろいところ(わろてんか?)を前面に出した種々の企画もあるようで、また報告します。
最終のリレーが終わった後の阪大スキー部の現役、クロスの選手、とOBです。女子も初めてリレーに登場。OBでは私の同期生も久しぶりに来てくれました。
0 件のコメント:
コメントを投稿