2013年4月1日月曜日

ブログ再開です


兵庫医療大学を辞したあとは、臨床活動に復帰すると共に、公的な所では同じポートアイランドにある公益財団法人神戸国際医療交流財団での仕事が始まります。と言っても昨年から理事として運営に参画し、本年1月から理事長を拝命していて、本日から専任、という事です。この財団は神戸医療産業都市構想の中の一つのクラスターとして2年ほど前に公益財団として認可されました。生体肝移植で著名な田中紘一先生が先生の肝移植を通じての国際交流活動をベースに、医療関連の人材育成や内視鏡手術における医療機器開発も推進するという目的で活動を開始しました。その後、田中先生は別途、肝臓移植や先進的消化器外科手術の拠点病院をポートアイランドに作ることもあって、理事長の交代ということになりました。私は医療機器開発にはこれまで携わってきたのですが、国際交流事業はこれから勉強しないといけません。また財団の財務改善も大事な仕事であります。皆様のご支援をお願いする次第です。

 本日は、お昼にポートピアホテルで中国からの医療産業都市訪問団との懇談会がありました。江蘇省泰州市にある中国医薬城(China Medical City)の一行が神戸を視察した後の、神戸市関係者との懇談会でした。矢田神戸市長や井村裕夫先端財団理事長、杉村神戸大学医学部病院長、神戸商工会議所家次副会頭、などがメンバーで、私も顔を見せるよう言われて参加してきました。今、中国では医薬品や医療機器の開発を目指して、クラスター作りが幾つか国家プロジェクトで進んでいるようです。この分野で先駆的な神戸を視察され、沢山の学ぶところがあったと代表がお話されていました。お隣の座っておられた王越局長と通訳を介して質問をさせてもらいました。薬学博士でした。内容は、かなりの敷地に700床の病院を核に研究機関が集まっているようでした。心臓外科はないとのことで、少し期待外れでした。あれば、何か交流が、と思ったのですが。泰州市は上海から近く、また南京も同じ省にあって、交通や経済、研究交流でもいい環境というお話でした。

 ということで、初日から国際交流活動開始となりました。ポーアイはいい天気で、桜も満開、ホテルでは神戸にある女子大の入学式をやっていました。ということで、第一報とします。

PS: 江蘇省のクラスターについては、神戸市の2月の広報に詳細が出ています。
  中国医薬城(中国江蘇省泰州市)と神戸医療産業都市とのクラスター連携協定の締結