2014年10月15日水曜日

心不全学会で

先の日本心不全学会で得られたいろいろなメッセージの中で、社会とのつながりとも言えるものがいくつかありました。一つは心臓移植ですが、ドナー不足が深刻であることを社会がもっと知って欲しいことです。日本心臓移植研究会を並列で開催していましたが、発表も移植実施施設からが大半であり、移植への関心は専門家の間でもまだまだ限られているという印象でした。何とかしないと、ということで心臓移植研究会の活動をもっと活発にするための組織改革を進めることとしました。

その他、心不全治療での社会へのアプローチということでは心不全が悪化しないうちに何か手立てを考えよう,という動きもありました。そのかなで市民公開講座では突然死がテーマでした。これも大事なことです。元気と思っていた人が急に心臓発作で亡くなるのは悲しいことであり、何が予防になるのかの啓発が大事です。


もう一つ紹介したいのは先の慢性心不全で紹介しましたBNPです。心不全の進行を判定する上で血中BNPは有用なことを一般の方にもっとアッピールしようという活動です。日本心不全学会では既に学会ステートメントを出して心不全の予防にもこれを活用しようとしています。心臓病の方はこの検査を受けて自分の心臓の状態を知ろう、BNPを心不全の早期診断に生かすという趣旨です。今回、一般向けのパンフレットが出来たので、ここでも紹介しておきます。